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【セガチャン】部内ガチ大会で敢闘賞をもらった話【前編:予選】

こちらはB4UT Advent Calendar参加記事です。記事一覧はこちら

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ハッシュタグ : #Advent4UT2023

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然ですが、敢闘賞を頂きました!

 

 

立派な賞状を頂けてありがたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということでこんにちは、B4UT 3rdのMasterEveです。

 

この記事は、今年(2023年)の1月から3月にかけて行われたB4UT内の大会「SEG4UT Championships(通称:セガチャン)」のCHUNITHM部門についてのものです。

 

セガチャンとは何か、そしてその中で自分はどう戦ったのか、レートが低めの参加者の視点からレポートします

オンゲキ/maimai部門が開催された際に参加するか迷っている部員の後押しにもなればと思います!

 

 

 

 

 

 

目次

 

 

 

 

 

 

 

セガチャンとは

セガチャンとはB4UT部内で行われるセガ機種の大会です。普段行われる部内戦や都あどのいわゆる「交流戦」とは異なり、「実力帯関係なく参加者の中で1番上手いやつを決めよう」という大会になります。

過去CHUNITHM部門は2019年に(僕は入部前)、ゲキマイ部門は2021年に行われていたようです。

 

 

 

今回のCHUNITHM部門の大まかな流れは以下の通りです(詳しいルールは後述)

・1次予選(オンライン、1月中) →出場者を36人に絞る(うち上位12人はシードで本戦へ)
・2次予選(対面、2月26日) →残る24人中12人が本戦へ
・本戦(対面、3月26日) →勝ち上がった計24人の中から優勝者を決定

 

 

 

 

 

この記事では主に僕が出場した試合について詳しく触れます。その他の試合の様子が知りたい方は、公式Twitter(@SEG4_Chan)による実況ツイートをご覧ください。

 

※「from:@SEG4_Chan since:2023-02-26 until:2023-02-27」で検索するとこの日の実況のみ出てくるのでオススメです。

 

 

 

 

 

 

参加理由

当時入部してもうじき2年の僕は、いつもの部内戦や都には慣れてきていましたが、普段と違う雰囲気の大会にも臨んでみたいと思って出場を決めました。CHUNITHMはAC音ゲーの中だと1番やってきた機種だという理由もあります。

 

とはいえ、勝ち上がることはそこまで重視していませんでした。なぜなら僕のMaxレーティングは1次予選当時で16.79です。17.00以上がごろごろいるこのサークルでは2次予選に行ければ十分だと思っていました。

 

それよりかは、

・大会のための練習や本番の試合を経てこれまでの成長を実感すること
・上手い人のプレイを生で見たり上手い人と直接交流したりして刺激をもらうこと

の2点を目的として参加しました。

 

 

 

1次予選

まずは1月中に行われた1次予選について。ルールは、以下の2コースを「通しで」プレイした時のリザルトを提出というもの。

画像

画像

 

 

勝ち抜け基準は、

・2コース合計スコア上位12人→本戦シード
・(落選者のうち)コース①の上位12人→2次予選へ
・(さらに落選者のうち)コース②の上位12人→2次予選へ
というものでした。

 

 

ここを勝ち上がらないとそもそも会場に行けません。しかしこの期間はあいにく試験期間。正直CHUNITHMにかけられる時間はそれほどありませんでした。

 

その上シード争いは赤Jを争う熾烈なものになることは目に見えていたので、最低限プレイして36人に滑り込むことだけ考えました。

 

 

ということで提出リザルトは以下の通り。

14の2曲を鳥プラ+フルコン、上手い。

3曲AJで通したかったけど心臓が持たん

 

コース①は1回、コース②は2回のプレイで出しました(コース①で13位になったのはちょっとだけ悔しい)

 

結局出場希望者は36人ちょうどとなり、1次予選敗退者はいませんでした。*1

 

 

 

 

2次予選

ここからがこの記事のメイン、2月26日に行われた2次予選の話題になります。

 

 

 

ルール

まずはルールの説明です。割と複雑なので読み飛ばしてもいいですが、後述する戦略に大きく関わる部分でもあるので軽く目を通すことをオススメします。

 

2次予選の大まかな流れは、
4人総当たり(1対1)のリーグ戦アリーナによるトーナメント
となります。

これにより24人から12人の本戦出場者を決定します。

 

課題曲
2次予選全体で使用できる楽曲は、13~14+の難易度ごとに事前に抽選*2で選ばれた50曲ずつ、計200曲*3です。特に重要な13、13+の課題曲は以下の通りです。

Lv13の50曲

Lv13+の50曲

 

リーグ戦のルール
・1次予選の結果により24人を6つのリーグに分配
・使用可能曲は13、13+の計100曲
・自選曲は試合ごとに3曲提示、ただし譜面定数の平均が13.5以下でなければならない
・相手は3曲提示されたうち1曲を選択
・互いに選ばれた2曲で星取り戦
・自分が一度自選として使用した曲を再び提示することはできない
勝ち:3点 引き分け:1点 負け:0点の勝ち点を得る
・総当たり終了後勝ち点によりリーグ内順位を決定

 

リーグ内順位ごとの結果
1位→本戦出場決定
2位→アリーナFinalへ
3位→アリーナSemi Finalへ
4位→アリーナSemi Finalへ

 

トーナメント
・Semi Final:3位と4位の計12人を3つのアリーナに分配、各アリーナから2人ずつ勝ち抜け
・Final:2位とSemi Final勝ち抜けの計12人を3つのアリーナに分配、各アリーナから2人ずつ勝ち抜け

 

アリーナのルール
・使用可能曲は13+、14の計100曲
・4人で戦い、各プレイヤー1曲ずつ投げる
・勝ち点は全国対戦に準ずる(2位が複数人いるときのみサドンデス)

 


以上が2次予選のルールになります。読みやすいように箇条書きにしたためわかりにくい部分もありそうですが、以下に実際の様子を書いていくのでそれも読みながら理解してもらえればと思います。

 

 

戦略

さて、以上の内容の2次予選に挑むことになります。前述したように僕の参加動機は勝つことではなかったのですが、せっかく大会に出て勝ちを意識しないわけにもいかないので、目標を「本戦出場」としました。

 

ここで当時の自分の状況を整理しておきます。

1次リーグ(Cリーグ)のメンバー(敬称略)

きーびぃ(Maxレート17.00台)
たか(Maxレート16.80台)
にーと(Maxレート16.80台)
MasterEve(筆者)(Maxレート16.79)

 

 

自分の状況

・参加者の大半は自分より格上。特に自分のいるCリーグの中ではMaxレートが一番低い。
・普段はコスパよくレートを上げることを意識しているため13や13+は大して埋まっていない
・大会の1週間くらい前までテスト等で忙しい
・SOUND VOLTEXにハマっていてあんまりCHUNITHMをやっていない

 

以上のように不利な要素ばっかりです。ボルテは伸び盛りだったんだ、許してくれ

 

 

練習にかけられるお金も時間もあまりないということで意識したことは対策効率ルールの熟読です。

 

限られたリソースから勝つためには対策の効率を気にしなければいけない。そのためにまずすべきことはルールの熟読でした。複雑めなルールだからこそ格下でも勝てる隙があるのではないかという考えです。

 

 

ルールを読んで大事そうだと思ったのは以下の内容です。

・リーグ戦の自選は最低5曲必要。

既にプレイした楽曲は使えなくなることにより3曲ではなく5曲は必要なのですが*4、逆にいえば5曲さえ用意していればいいということになります。このことからリーグ戦のための実機練習は自選候補の5曲+αに絞り、他選対策はほとんどしないことにしました。

 

・1次リーグでは定数が低いものほど自選に入れやすい。特に13.0は使い放題

合計定数の制限があるため、定数の低い曲を入れることが必須となります。一方、13.0を使って枠を開ければ残り2曲を13+で埋めることも可能になります。曲リストの13.7以上にいくつか既知の譜面があったので、それらを活かしたいと考えました。

 

・リーグ順位に関わらず決勝アリーナには出られる

・リーグ内の3位、4位に違いはない

本戦進出を考えた時に最も重要なのがこの2点。もとよりリーグ内1位(ストレート進出)は望めない以上、アリーナで勝つことが最重要課題になります。逆にリーグで2位でもアリーナで負けたらおしまいです。つまり、安定して勝てる14の自選曲を用意することが一番のポイントとなります。

 

 

 

以上を踏まえ、自選候補を絞って練習しました。その結果決まった自選を紹介します。

 

リーグ戦

下位枠
・圧 倒 的 存 在 感 (13.0)

一触即発☆禅ガール (13.0)
ここで一席! Oshama Scramble! (13.1)

上位枠に定数を空けるため下位枠は極力定数を抑えます。特に禅ガールは尖った譜面なので高確率で上位枠への誘導として使えるだろうと思いました。もちろんただ置いただけではなくちゃんとAJはしてあります。

当日朝のリザルト。謎に安定してた



上位枠
アンヘル (13.7)
・チルドレンレコード (13.7)
・グリーンライツ・セレナーデ (13.8)
ツクヨミステップ (13.8)

こっちが本命。特にツクヨミステップは以前からAJが安定する得意曲だったので曲リストを見た瞬間に決定しました。

グリーンライツは前日に触ってみたらかなりいいリザルトが出たので採用。

当社比精度よすぎ

 

アリーナ

アリーナの自選はSemi FinalとFinal用に2曲用意。

・Technicians High

BPM165の中速鍵盤が楽しい楽曲です。精度もかなりよさげなので採用しました。

事前の自己べ

・FLOWER[ULT]

こちらは6年前にCHUNITHMをはじめてからずっと大好きな、思い入れのある楽曲です。そのためこの曲は得意だから投げたというよりも投げるために得意にしました。本番はスライドや同時押しによる巻き込みが発生しやすいことに注意です。

爆速でスライドをとらないと巻き込む

 

こちらも事前に99AJ



 

 

最後に、少ない時間で唯一やった他選対策をご紹介。

黄色く染まる曲の共通点とは…?



 

 

 



 

 

 

 

知らない曲が半数あるなかで、「初出が無印/無印PLUS」という情報はそれだけで大変優秀な地雷センサーになります。このことに前日の夜に気づいたので(遅い)、Wikiの曲リストとにらめっこして該当する曲を黄色く塗ったリストを手作りしました。

 

当日は相手の自選曲とこの表を見比べて、無印譜面以外をピックすることにします。

 

 

 

 

 

 

本番・リーグ戦

いよいよ本番です。実は会場の新宿に行ったのはこの日が初めてでした。

 

 

当時は開業前だった歌舞伎町タワー



 

 

1試合目 vsたか

さて1試合目の自選はこちら

 

早速禅ガールによって13+に誘導する作戦を実行。誘導通りチルレコが選ばれます。

 

一方他選は、明らかに選びたくないAltaleのほか2曲は知らない曲。どちらもリストでは黄色くないので、定数の低いほうを選びました。

 

 

プレイ順はチルレコから。事前練習では折り返し階段に不安が残りましたが、まあ相手も事故ってくれるでしょう

無印じゃなかったら犯罪

 

 

 

 

結果は。

 

チルレコ歌ってる小豆沢こはねに見守ってもらってたのに…

 

自分は事故り、相手は事故らず…orz

 

 

 

 

 

 

しょっぱなから自選をとられたことに多少の動揺を抱えながら、完全初見の他選に挑みます。

 

まあリストで黄色くなってなかったし大丈夫でしょう。

 

 

あれ、背景が…?(画像は譜面保管所Youtubeより)

 

 

手元のリストでは黄色くなかったのになぜか背景が無印仕様。首をかしげていると飛んできたのは

 

?????????????????

 

 

 

巻き込みとノーツの少なさに敗北…



めちゃくちゃ純度の高い無印譜面でした。

あとで確認したら、痛恨の調査漏れ前日だったからね…

 

初手から負けを喫してしまいました…

 

 

1試合目:負け、勝ち点0

 

 

 

 

2試合目 vsきーびぃ

次の自選はこれ 

 

禅ガールとツクヨミを続投し、代わりにアンヘルを入れました。

 

一方相手はイロドリミドリ染め。僕はイロドリ無知のため苦しい展開です。今度こそ無印ではないことを確認して定数の低いStillを選曲しました。

 

 

 

1曲目は最もAJが安定しているツクヨミですが、果たして。

 

なぜか突然「リアリズム」の全分割タップでゲシュタルト崩壊を起こして終了…

リアリズム♪(キーン)

 

 

そしてなぜかStillを初見AJしました。なんで?

お相手は1アタ

 

これにより引き分けに持ち込んでようやくの勝ち点です。

 

2試合目:引き分け、勝ち点1

 

 

 

 

 

 

3試合目 vsにーと

3位4位を脱するためには勝つしかない状況で迎えた最終戦。自選はこちらです。 

他選3曲すべてちゃんとリスト上で黄色くなってました、よかった

いやすべてが無印譜面じゃ意味ないだろ(怒)

かろうじて自分も自選候補に考えていた六兆年があったのでそれをピックしました。

ピクミン、3試合中で2試合で無印譜面をやらされてしまう…

 

 

自選については、お相手が過去2試合でも無印染めをしていたことから禅ガールを外し、アンヘルのみ続投としました。結局3試合とも13.0、13.7、13.8で挑んでいます。

 

 

果たして結果は。

画像がボケているのは涙目を表しているからではないです

 

再び自選で謎のゲシュタルト崩壊を起こして終了…

あは は は は(嘲笑)

ちなみにお相手は2試合目で僕がアンヘルを入れてるのをみて事前に譜面を確認していたとのことです。番外戦術がお上手。

 

そして六兆年も中盤の小粒でアタックをはいてしまいました。だから自選にしなかったんだよなぁ

アンヘルの時点で勝ちはないので意気消沈

無印じゃなかったら犯罪2

 

3試合目:負け、勝ち点0。

 

 

 

 

 

 

 

グループCの最終結果がこちら。

 

勝ち点1で4位となりました。まあ自選をすべて落としているので当然です。

 

ちなみにアリーナの進出具合を決める2位と3位は、全試合引き分けのきーびぃを1勝1敗のたかが抑える展開となりました。引き分けになりやすりこのルールにおいて、1勝をもぎとることの大事さが見て取れます。

 

 

 

 

 

本番・アリーナ

さて、案の定リーグ戦を4位で通過することとなりましたが、それでもアリーナをやらせてもらえるのがこの予選のいいところ。ここからが真の本番です。

 

Semi Final

Semi Finalで当たった相手と自選曲はこちら。

FLOWERとどっちを先に投げるか迷いましたが、巻き込みの心配が少ないTechnicians Highを選びました。本番はとにかく曲をよく聞いて指が譜面を追い越さないように意識します。

 

 

結果、落ち着いて鍵盤を押してAJ!リーグ戦で自選をすべて落としていながらここで本番AJが出せたのは我ながら心臓が強かった。

自己べ更新!*5

特に終盤の鍵盤ラッシュでほとんど赤も出さずにさばいていたら観客が盛り上がってくれたのは未だに覚えています。

押せると脳汁ドバドバ

 

そして初見だった他選の妖々跋扈も1stを取れました。もう突発でこんなの出せないです

さっきから画像がボケ気味

 

ということで最終結果がこちら。リーグ戦最下位とは思えないような善戦ができてFinal進出です!

 

 

※正しくは首位通過はきーびぃです

 

 

 

Final

本戦進出をかけて挑んだFinal。自選曲はこちらです

自選は予定通りFLOWER(ULT)。これをFinalにとっておいた理由は実は巻き込みの心配だけではなく、「思い入れのある曲をプレイするためになんとしてもSemi Finalを勝ち上がる」というモチベを作りたかったというのもあります。

 

 

曲がよすぎて気を緩めると涙で目がかすんでしまいそうなところですが、頑張って集中します。

 

 

結果は

※なやチュウニズムはULT未所持だったぺちさんに貸されたカード

 

さすがにぷりんつが強すぎて1位とはなりませんでしたが、無事に本番AJ

ぺちさんがすぐそこまで迫っていたので危なかったですね。

 

 

そしてそのぷりんつが自選の東方妖々夢で崩れたところを抑えることができました。この日は東方曲の初見に強かった。

5連打ラッシュで一気に逆転して緊張した

 

ということでFinalの最終結果はこちら。

 

ぷりんつが他選を蹂躙するなか、2位に滑り込むことができました!各曲で4位を取らなかったのが大きかった。

 

ところでぷりんつめっちゃ強いですね。進級の危機がなかったら1次からストレートで本戦いってたんやろなぁ。

 

 

 

 

まとめ

Finalで2位を取ったことにより、目標の本戦出場決定です!!!!やったー!!!!

 

もとよりレートが周りより低いうえ、リーグ戦ではボロボロの最下位だったためかなり厳しいと思ったのですが、アリーナでしっかり巻き返すことができました。

 

対策の段階でアリーナの重要性に目を付け、14の自選の完成度を高めることを優先したのが功を奏しました。本番の集中力は、もしかしたらリーグ最下位で気持ちが吹っ切れたからというのもあったかもしれません。

 

 

 

そして、この戦いを主催のこすでぃ~さんに評価していただき、敢闘賞に選んでいただきました!本当にありがとうございます!!!

 

ドラマ感がでた理由の一つはリーグで自選をすべて落としたところからの巻き返しだったからであろうことを考えるとやや心苦しいですが、みなさんを盛り上げるプレイを見せることができたのであれば大変光栄です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、【前編:予選】はここまでとなります。

 

そしてこのブログは【後編:本戦】に進みます。1週間後の投稿をお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:一人予定が合わず別の方が代理で出たという例はあります

*2:要解禁楽曲はごく少数になるよう調整済み

*3:14+は優勝決定戦でのみ使われるため本戦勝ち抜けには無関係

*4:ちなみに3曲あれば十分と勘違いしていた人は実際に何人かいた

*5:フリープレイのため記録は残らず